top of page
薬物依存症とは
薬物依存症は、性格や人格の問題ではなく「病気」です。
◇ つらい、悲しい、さびしい気持ちを紛らわせたい
◇ 友人や先輩にすすめられて仕方なく
◇ 不安感や心配ごとから逃れたい
◇ もっと頑張るために
などと、きっかけや動機は様々ですが、薬物を使い続けるうちに脳の「ブレーキ」にあたる部分が機能不全に陥り、自分の意志ではやめられなくなってしまいます。
そのため、人生の優先順位が狂ってしまい、自分の人生を薬物で犠牲にしてしまうだけでなく家族も深刻な影響をうけます。
また薬物依存症というと、覚せい剤、コカイン、MDMA、LSD、大麻といった違法薬物ばかりを思い浮かべがちですが日本では、抗不安薬、睡眠薬、向精神薬といった「処方薬依存」や、せき止め薬、風邪薬といった「市販薬依存」が圧倒的に多くなっています。
確かに薬物依存症は沢山の困難を抱える「病気」ですが、逆に言えば病気であるなら「回復」もあるのです。
私たちは数多くの回復者とその家族も見てきました。
決して、希望を失わないで下さい。
日本では「薬物やめますか?それとも、人間やめますか?」
また、「ダメ、ゼッタイ」のようなメッセージ中心の予防啓発が行われています。
多くの人が一度失敗したら、二度と戻れないというイメージを持っています。
けれども、それは事実ではありません。
薬物依存症は、犯罪の側面ばかりを強調されますが病気なのです。
多くの薬物依存症者が、仲間とともに回復しています。
bottom of page